コラム
ダンベルプレス◯kgはどのレベル?体重別の早見表(10〜50kg)
ダンベルプレスは「片手◯kg」で語られるので、ベンチプレスと違って自分の位置が分かりにくい種目です。片手20kgが立派なのか物足りないのか、判断する材料がありません。
答えはベンチプレスと同じで、体重の何倍を扱えているかで決まります。先に表を出します。行が片手の重さ、列が体重です。
※ 条件をそろえます。片手に持つ1個の重さで、フォームを崩さず10回できる重量です(ベンチプレスの表は1回だけ挙がる重量なので、基準が違います)。ベンチ台に寝て行うフラットのダンベルプレスを想定しています。
ダンベルプレスの重量×体重別レベル早見表(男性)
| 片手 | 50kg | 60kg | 70kg | 80kg | 90kg | 100kg |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10kg | 未経験 | — | — | — | — | — |
| 12.5kg | 未経験 | 未経験 | 未経験 | — | — | — |
| 15kg | 初心者 | 未経験 | 未経験 | 未経験 | — | — |
| 17.5kg | 中級者 | 初心者 | 未経験 | 未経験 | 未経験 | 未経験 |
| 20kg | 中級者 | 初心者 | 初心者 | 未経験 | 未経験 | 未経験 |
| 25kg | 上級者 | 中級者 | 中級者 | 初心者 | 初心者 | 未経験 |
| 30kg | エリート | 上級者 | 上級者 | 中級者 | 初心者 | 初心者 |
| 35kg | エリート | エリート | 上級者 | 上級者 | 中級者 | 中級者 |
| 40kg | エリート | エリート | エリート | 上級者 | 上級者 | 中級者 |
| 50kg | エリート | エリート | エリート | エリート | エリート | 上級者 |
※ 「—」は未経験の目安に届いていない位置です。始めたばかりなら当然そこからです。
よく検索される2つの重量
片手20kg(10回)は?
- ▸ 体重60kg → 初心者
- ▸ 体重70kg → 初心者
- ▸ 体重80kg → 未経験
- ▸ 体重90kg → 未経験
ベンチプレスに直すと1RMで約59kg相当です。
片手30kg(10回)は?
- ▸ 体重60kg → 上級者
- ▸ 体重70kg → 上級者
- ▸ 体重80kg → 中級者
- ▸ 体重90kg → 初心者
ベンチプレスに直すと1RMで約89kg相当です。
ここで分かるのは、ダンベルの数字は見た目より重いということです。片手30kgなら両手で60kg、それを10回挙げる力はベンチプレス89kg相当になります。ジムで片手30kgを扱っている人が少ないのは、そういう理由です。
ベンチプレスへの換算
片手の重さからベンチプレスの1RM相当を出した表です。ダンベルしかない環境の人が、ジムのベンチプレスでどのくらい扱えるかの見当をつけるのに使えます。
| 片手(10回) | 両手合計 | ベンチ1RM相当 |
|---|---|---|
| 15kg | 30kg | 約44kg |
| 20kg | 40kg | 約59kg |
| 25kg | 50kg | 約74kg |
| 30kg | 60kg | 約89kg |
| 35kg | 70kg | 約104kg |
| 40kg | 80kg | 約119kg |
※ 両手合計がバーベルの約9割の重さに相当するとみて、そこから10回ぶんを1RMに換算しています(1RM換算ツールと同じEpley式)。左右を別々に支えるぶんダンベルは不利なので、この換算は目安です。
ベンチプレス側の体重別の目安はベンチプレスの平均は何kg?にあります。BIG3全体の位置づけはBIG3の体重別早見表です。
女性の場合
| 片手 | 45kg | 50kg | 55kg | 60kg | 65kg |
|---|---|---|---|---|---|
| 5kg | — | — | — | — | — |
| 7.5kg | 初心者 | 初心者 | 初心者 | — | — |
| 10kg | 中級者 | 初心者 | 初心者 | 初心者 | 初心者 |
| 12.5kg | 上級者 | 中級者 | 中級者 | 中級者 | 初心者 |
| 15kg | 上級者 | 上級者 | 上級者 | 中級者 | 中級者 |
| 20kg | 上級者 | 上級者 | 上級者 | 上級者 | 上級者 |
女性の目安は上級者までしか置いていません。信頼できる基準を未経験やエリートまで広げられないためで、表の空欄はそういう意味です。目安として、片手10kgを10回できれば中級者の水準です。
この数字が止まったときにやること
ダンベルプレスで伸びが止まる原因は、たいてい筋力ではありません。手持ちのダンベルの上限です。
上の表を見ると、体重70kgの男性が中級者の位置に来るには片手20kg台が必要になります。固定式の軽いセットを買った人は、ここで必ず詰まります。何kgまで用意すべきかはダンベルは何kgを買えばいい?に種目別でまとめました。
上の表の重量まで伸ばせる可変式の候補です。男性で中級者まで使うなら32kgクラス、女性や始めたばかりなら20kgクラスで足ります。
フレックスベル 可変式ダンベル 32kg 2個セット レッド(2kg刻み・16段階)
体重70kgの男性が中級者になるとワンハンドロウで片手31.5kgが必要になります。そこまで伸ばせるのがこのクラス。最初から上限を確保しておきたい人向け。
Amazonで見る →フレックスベル 可変式ダンベル 20kg 2個セット ブラック(2kg刻み・10段階)
2kg刻みで10段階。女性は中級者でも片手16.5kg前後までしか使わないので、この1組で当分足ります。男性も初心者のうちはこの範囲に収まります。
Amazonで見る →ほかの候補はおすすめギアのページにまとめています。※ Amazonアソシエイトのリンクを含みます。
重量を上げられない間は、角度を変えるのが現実的です。インクライン(頭側を上げる)にすると同じ重さでも胸の上部にかかる負荷が上がります。自宅で胸を鍛える手段の一覧は自宅でできる胸トレ完全ガイドにあります。
筆者(筋トレ歴15年・フィジーク大会入賞)の見方
私のベンチプレスの自己ベストは120kgです。この記事の換算を逆に使うと、ダンベルプレスなら片手40.5kg前後を10回できる計算になります。実際にジムのダンベルラックで手が届くのはそのあたりで、計算と体感は合っています。
ただ、ダンベルプレスとベンチプレスは別の種目だと思って扱ったほうがいいです。ダンベルは左右が独立しているぶん可動域を広く取れますが、重い重量で潰れたときに逃げ場がありません。私は重量を追うのはバーベル、胸を伸ばして効かせるのはダンベルと役割を分けてきました。換算表は位置を知るための物差しで、同じ数字を狙うための目標ではありません。
よくある質問
10回ではなく1回の限界で見てもいいですか?
この表は10回できる重量が基準です。1回の限界で比べたい場合は1RM換算ツールで10回ぶんに直してから当ててください。ダンベルプレスで1回の限界に挑戦するのは、潰れたときに危険なのでおすすめしません。
インクラインの数字で見ていいですか?
だめです。角度を付けるほど扱える重量は落ちます。フラット(水平)の数字で当ててください。
床に寝て行うフロアプレスでもいいですか?
床だと肩が下がりきらないぶん可動域が狭くなり、ベンチ台より重い重量が挙がります。自宅でベンチ台がない場合はその前提で、表より1段低く見ておくと実態に近くなります。
ベンチプレスの数字から、扱えるダンベルの重さは分かりますか?
分かります。上の換算表を逆に読んでください。たとえばベンチ74kgなら、ダンベルプレスは片手25kg前後を10回が目安です。
まとめ
- ▸ ダンベルプレスも体重比で見る。片手20kgの意味は体重で変わる
- ▸ 条件は片手・フォームを崩さず10回・フラット。角度や床では数字が変わる
- ▸ 片手30kgはベンチ89kg相当。見た目より重い
- ▸ 女性は片手10kg×10回で中級者の水準
- ▸ 伸びが止まる原因は筋力より手持ちのダンベルの上限
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この記事を書いた人
motsu
20代で体重90kg超の運動不足から一念発起。試行錯誤の末に大会入賞レベルまで体を変えた実体験をもとに発信しています。