コラム
筋トレ初心者が最初にやるべき5つのこと
私も最初は何から始めればいいかまったくわからず、むやみにトレーニングして結果が出ない時期がありました。その経験をもとに、本当に最初にやるべきことをまとめました。
「筋トレを始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。ジムに行っても器具の使い方がわからず、自宅でやるにしても正しいやり方がわからない。そんな初心者の方に向けて、筋トレを始めるときに最初にやるべき5つのことを解説します。
1. 目標を明確にする
筋トレを始める前に、まず「なぜ筋トレをするのか」を明確にしましょう。「体を引き締めたい」「筋肉をつけて見た目を変えたい」「健康のために運動習慣をつけたい」など、目標によってトレーニングの内容は大きく変わります。
目標が曖昧なまま始めると、モチベーションが続きにくくなります。具体的な目標を持つことで、何をすべきかが明確になり、トレーニングを継続しやすくなります。まずは「3ヶ月後にどうなっていたいか」をイメージしてみてください。
2. 正しいフォームを覚える
筋トレで最も大切なのは、正しいフォームで行うことです。間違ったフォームでトレーニングを続けると、狙った筋肉に効かないだけでなく、関節や腱を痛めるリスクがあります。
最初のうちは重量を軽くしてでも、正しいフォームを身につけることを優先しましょう。鏡を見ながら行ったり、動画で正しいフォームを確認したりするのが効果的です。特にスクワット・デッドリフト・ベンチプレスなどの基本種目は、フォームが崩れやすいので注意が必要です。
3. 大きな筋肉から鍛える
初心者が効率よく成果を出すには、まず大きな筋肉群から鍛えるのがおすすめです。胸・背中・脚(太もも・お尻)といった大きな筋肉を鍛えることで、代謝が上がりやすく、見た目の変化も実感しやすくなります。
具体的には、複数の関節を同時に使う「コンパウンド種目」から始めるのが効果的です。一度に多くの筋肉を使うため、種目数を絞っても全身をカバーできます。最初に覚えるのはこの5つで十分です。
| 部位 | ジムなら | 自宅なら |
|---|---|---|
| 脚・お尻 | スクワット | ワイドスクワット |
| 胸 | ベンチプレス | 腕立て伏せ(膝つき可) |
| 背中 | ラットプルダウン | インバーテッドロウ |
| 肩 | ショルダープレス | パイクプッシュアップ |
| 体幹 | プランク | プランク |
※種目名はサクトレのメニュー生成で使っている名称に合わせています。
逆に、最初から腕や腹筋の種目を並べる必要はありません。腕は上の5種目をやっていれば勝手に使われますし、お腹の脂肪は腹筋種目では落ちません(部分痩せは起きません)。種目を増やすより、この5つの質を上げるほうが早いです。
4. 適切な負荷と回数を設定する
初心者の場合、まずは「10〜15回で限界がくる重さ」を目安に設定しましょう。軽すぎると筋肉への刺激が足りず、重すぎるとフォームが崩れてケガのリスクが高まります。
セット数は1種目あたり2〜3セットが目安です。セット間の休憩は1〜2分程度取りましょう。最初の数週間は筋肉痛がひどくなりやすいので、無理をせず、体の反応を見ながら徐々に負荷を上げていくことが大切です。
なぜ10〜15回なのかというと、重量・回数・セットの組み合わせは目的によって変わり、初心者はその中で最もフォームが崩れにくい帯だからです。目的別の目安はこうなります。
| 目的 | 重量(1RM比) | 回数 | 休憩 |
|---|---|---|---|
| 筋力を上げる | 85%以上 | 1〜5回 | 3〜5分 |
| 筋肉を大きくする | 67〜85% | 6〜12回 | 1〜2分 |
| 引き締め・持久力 | 67%以下 | 15回以上 | 30〜60秒 |
※1RM=1回だけ挙げられる最大重量。何kgが自分の何%にあたるかはRM計算機で換算できます。
初心者が最初から1行目(85%以上)を狙うのは危険です。高重量は少しのフォームの崩れがそのまま怪我になります。まずは10〜15回の帯でフォームを固めて、そこから2行目に移るのが安全です。
また、同じ重量でずっとトレーニングしていると筋肉が慣れてしまいます。2〜4週間ごとに少しずつ重量を増やす「漸進的過負荷」を意識すると、効率よく筋力がアップしていきます。
最初の重量は、驚くほど軽くていい
私が始めた頃は、BIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)がすべて60kg前後でした。ベンチは60kgを2〜3回がやっとです。当時の体重は90kgを超えていたので、体重比で0.7倍にも届いていません。スタート地点はその程度で問題ありません。そこから15年かけて、自己ベストはベンチ120kg・スクワット120kg・デッドリフト160kgになりました。
初心者が最も失敗しやすいのは、初回に見栄を張って重すぎる重量を選ぶことです。挙がらないだけならまだしも、フォームが固まる前に変な癖がつくと後で直すほうが大変になります。詳しい推移は10年筋トレを続けてわかったことに書いています。
💡 最初の重量に迷ったら適正重量診断で目安を確認できます。伸びてきたらBIG3の重量目安表で自分の現在地をチェックしてみてください。
5. 継続できる仕組みを作る
筋トレで成果を出すために最も重要なのは「継続すること」です。どんなに優れたメニューでも、続けなければ効果は出ません。初心者のうちは週2〜3回のペースで十分です。
継続するコツは、ハードルを下げることです。「毎日1時間やる」ではなく「週2回、30分だけ」から始めましょう。トレーニングの曜日と時間を決めてルーティン化するのも効果的です。
また、トレーニング記録をつけることでモチベーションを維持しやすくなります。前回より1回でも多くできた、重量を少し増やせたなど、小さな成長を実感することが継続の原動力になります。
まとめ
- ・種目は5つで足りる。腕と腹筋を最初から並べる必要はない
- ・最初は10〜15回の帯でフォームを固める。高重量は崩れがそのまま怪我になる
- ・スタート重量は驚くほど軽くていい(筆者はBIG3すべて60kg前後だった)
- ・週2〜3回で十分。ハードルを下げて、記録をつけて続ける
- ・2〜4週間ごとに少しずつ重量を上げる(漸進的過負荷)
最初から完璧を目指す必要はありません。次に読むなら、週何回やるかを決める筋トレの頻度と、休み方を決める休息の重要性、食事側のタンパク質の摂り方です。サクトレでは5つの質問に答えるだけで、今日やるメニューが出ます。
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この記事を書いた人
motsu
20代で体重90kg超の運動不足から一念発起。試行錯誤の末に大会入賞レベルまで体を変えた実体験をもとに発信しています。